フジテレビ系音楽番組「ＭＵＳＩＣ　ＦＡＩＲ」（土曜、後６・００）の司会を務める鈴木杏樹（４６）と恵俊彰（５１）が１９日、都内で行われた同番組の「２６００回記念コンサート」（３月５、１２、１９、２６日放送）で、３月いっぱいで番組から卒業することをサプライズで発表した。

　最後のトークで、まず鈴木が「大切なお知らせがあります」と切り出し、恵が番組からの卒業を発表すると、会場から「エ～！」のどよめきが起こった。２人はこの日が最後の収録。９５年１０月から２０年半もの間、司会を務めた鈴木は「素晴らしいアーティストと音楽と出会えた。こんな宝物を持っている日本人はいない」と涙で声を震わせあいさつ。０１年から１５年間務めた恵も「自分の人生を豊にしてくれた」と感謝の言葉を述べた。

　アンコールは急きょ２人の卒業セレモニーに。１４組のアーティストから花束を贈られ、鈴木はそれぞれと抱擁して別れを惜しんだ。最後は２人で「ＭＵＳＩＣ　ＦＡＩＲは永遠です」と高らかに叫び、別れを告げた。公演には同番組最多１４０回出演となる森山良子（６８）のほか、谷村新司（６７）、さだまさし（６３）ら１４組４３人が出演。

　なお出演予定だった徳永英明（５４）は、体調不良を理由に出演を取りやめた。後任は後日発表される。