前立腺腫瘍の治療で１月中旬から休養していたタレント・西川きよし（６９）が、２０日にレギュラーを務めるラジオ番組で仕事復帰することになり、１９日、大阪市内で復帰会見を行った。

　「ありがとうございます、ありがとうございます、おかげさまで復帰することができました」と何度も頭を下げ「７月には古希になりますし、また新しい西川きよしをお見せしたい」と笑顔で話した。

　１月２０日に腫瘍の除去手術を受けたことを説明し「本当に幸いなことに良性でした。悪性やったら、今日ここに立ててませんでした。健康のありがたさを痛感します。良かった～」としみじみと語った。

　きよしによると、リンパ腺などへの転移の有無も調べたといい「転移もなく、お医者さんから、抗がん剤や放射線の治療の必要もないと言われまして」とほっとした様子。

　１０年前から前立腺肥大に苦しみ、ここ２年は毎晩、２時間に１度は目が覚めてトイレに行く生活が続いていたという。妻のヘレン（６９）から昨秋に腫瘍も含めて検査を受けるように求められ、３カ所に腫瘍が見つかったことで手術を受けた。「今は滝のように小便が出まして、くしゃみしただけでもチョロっと…」と笑わせ、体も復調したことをアピール。今後に向け、名文句の「小さいことからコツコツと」と意欲を示し「新しい番組もやりたいですし、（横山）やすしさんと舞台に立ってきた寄席芸人ですから、これからも舞台に立ち続けるだけの体力を維持していきたいです」と気合を示した。

　２０日に土曜レギュラーを務めるＭＢＳラジオ「ありがとう浜村淳です」で復帰。その後は従来同様にテレビ番組の収録や、舞台出演も再開する。