金爆 4回目紅白、パンチ不足

ゴールデンボンバーの歌の途中、審査員の又吉直樹が登場=東京・NHKホール(撮影・堀内翔)
樽美酒研二の帯をとるゴールデンボンバー=東京・NHKホール(撮影・堀内翔)
除夜の鐘をつくゴールデンボンバー・樽美酒研二=東京・NHKホール(撮影・堀内翔)
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 「第66回NHK紅白歌合戦」(31日、NHKホール)

 4回連続出場のゴールデンボンバーが、代表曲「女々しくて」を披露し、紅白タイ記録となる4回連続同一曲での出場を達成した。

 歌唱は、過去に大暴れしたステージに比べると、おとなしめの内容だった。

 メンバーが時代劇衣装で登場。途中で町娘姿の樽美酒研二が、着物をはがれると、相撲のまわしをつけた力士姿に。そこで審査員で出演していたピース・又吉直樹がステージに運ばれ、樽美酒に投げ飛ばされた。最後は樽美酒が鐘撞きの棒となって「ゴーン!」と鐘に頭から突撃し、又吉の芥川賞作「火花」と書かれた紙を掲げた。

 事前に、ボーカルの鬼龍院翔は「今年のパフォーマンスはお金がかかっています。飽きが生じているので、豪華にするしかない。手を抜いたと思われたくない」と予告していた。

 金爆は、これまでリハーサル時の“下ネタ連発”で物議をかもしたほか、ステージでの珍パフォーマンスでも話題を集めてきた。13年はステージでD難度の体操技を繰り出したかと思えば“替え玉”で、後でメンバーが頭をかいて出てくる「替え玉演出」。昨年は樽美酒研二が、2015年の干支のヒツジの大群に追われた映像が流れた後に、ステージ上でバリカンで丸刈りにされるパフォーマンスを繰り出していた。

 4年連続同一曲での出場は、夏川りみの「涙そうそう」、美川憲一の「さそり座の女」と並ぶ紅白タイ記録。鬼龍院は鬼龍院翔は「来年もつかっていただけたら…、記録をつくったら後輩に道を空けたいよね」と来年“新記録樹立”後の紅白卒業を示唆している。

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