葉石かおり氏のパクリ本騒動、謝罪広告

 エッセイストで酒ジャーナリストの葉石かおり氏が著書の内容を許可なく使用された問題で、出版元が9日、全国紙4紙に謝罪広告を掲載した。

 葉石氏の著書は、今年3月に出版した「うまい日本酒の選び方」で、その本の出版社が10月、葉石氏には発売前日に“事後報告”した上でムック本「日本酒入門」をコンビニで発売した。

 葉石氏の著書を元に他のライターを起用、内容をダイジェストした「廉価版」として出版したものだった。

 「お詫びとお知らせ」と題した謝罪広告で、出版社は「著者の許諾を得ずに二次使用し、葉石かおり氏の著作権を侵害いたしました」と全面的に否を認め、謝罪した。

 葉石氏も公式ブログで、出版社の社長らが京都の自宅まで謝罪に訪れたことを受けて「和解という形で収束させていただきました」と問題決着したことを伝えた。

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