寂聴さん復活宣言 「93歳で小説」

 作家で尼僧の瀬戸内寂聴さん(93)が24日、万年筆が最も似合う著名人に贈られる「第12回 万年筆ベストコーディネイト賞」の一般部門で受賞し、都内で行われた表彰式に出席。現在執筆中の新作小説に向けて「93歳で、現役で小説を書いた人はいない。だからやっぱり一つ仕上げたい」と意気込んだ。

 寂聴さんは昨年、腰部の圧迫骨折や胆のうがんの手術を受けるなどで入院。今春、約1年ぶりに活動を再開した。この日は「ずっと立ってるのはつらい」と、会見の途中から椅子に座ったものの「でも随分治りました」と報告。スタッフたちの支えもあり、「毎日笑って過ごしている」という。

 「健康ってのはありがたいとあらためて思います」と、生きる喜びをかみしめた寂聴氏は新作の小説「いのち」を執筆中。「病気して死に損なって命をいただいたから、そのことを振り返って書きたい」と力を込めた。

 表彰式には女優・松坂慶子(63)、タレントでフィギュアスケーターの本田紗来=さら=(8)らが出席した。

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