歌手の故やしきたかじんさんの長女が、たかじんさんの闘病生活を描いた作家・百田尚樹氏(59)の著書「殉愛」によって名誉を傷つけられたとして、発行元の幻冬舎に出版差し止めなどを請求した訴訟の第6回口頭弁論が9日、東京地裁で開かれた。
原告側代理人の的場徹弁護士はデイリースポーツなどの取材に、次々回にも百田氏と法廷で“直接対決”する考えを示した。この日は被告側が百田氏の取材ノートなどを証拠として提出。次回11月20日の法廷では百田氏の陳述書を提出する予定で、原告側はそれを受けて百田氏を証人申請する考えを示した。裁判所が認めれば、百田氏に出廷を求める。