松井玲奈お別れ挨拶 珠理奈も涙の惜別

 SKE48の松井玲奈(24)が30日、愛知・豊田スタジアムで卒業コンサートを行った。涙は笑顔で封印しラストコンサートを楽しんでいたが、アンコール最後はこらえきれず、「私は別の道に進みますが、ここで経験したことは私の人生でかけがえのないもの。それを作ってくださって、ありがとうございます」と瞳を潤ませながらのスピーチで、ファンに感謝した。

 SKE在籍期間をタイトルにした、卒業ソング「2588日」を最後に独唱。『W松井』としてグループをけん引し続けた、松井珠理奈(18)との絆も随所にのぞかせた。大矢真那(24)を加えた1期生トリオで「雨のピアニスト」を披露。珠理奈は2人の頭文字『J』と『R』のネイルを施した手で握った手紙を、涙を流しながら読み上げた。

 「これからもSKEを守るから、玲奈ちゃんも見守っていてください。私からの最後の約束です」。パートナーの胸中を知った玲奈は、「とてもうれしいです」と受け取った手紙を胸に当てた。

 “旧友”からも惜別の思いが届き、4月まで兼任していた乃木坂46は、同時刻に東京・神宮球場で開催していたライブ会場からの生中継で出演。メンバーは「卒業おめでとう」と声をそろえた。

 自身のリクエストにより、ファン4万5000人のペンライトで、グループのイメージカラーであるオレンジ色に染まった客席をまぶたに焼き付けて「SKE48は私にとっての青春です」と胸を張った。

 31日に名古屋・栄の専用劇場でラスト公演を行い、7年間の活動を締めくくる。

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