奈良健康ランドの伝統CM曲が変わる?
2013年に歌と笑いのレース「歌ネタ王決定戦」の初代優勝者となったお笑い芸人・松浦真也(38)が26日、大阪市内で、吉本新喜劇と奈良健康ランドのコラボ企画「お・も・て・な・しキャンペーン」の発表会見に出席。奈良健康ランドが28年間にわたって使用しているCM曲の変更を検討していることを明らかにし、これに対して松浦が自作曲を披露して新CM曲としての採用を求めた。
奈良健康ランドの「奈良!健康ラ~ンド♪」の軽妙なCM曲は87年の開業当初から使用され、関西で長年にわたって親しまれている。
この日、会見場にギターを持って登場した松浦は「2日で作ったサーフミュージック」という自作曲を「家族サービスしたいなら~♪ならなら健康ランド!」とテンション高く熱唱した。
松浦は、これまで多数のCM曲を作っている“ナニワのモーツァルト”ことキダ・タロー氏(84)にライバル心を燃やし「短い曲を作るのは得意。大御所をリスペクトしながらも、叩きのめすぐらいの気持ちです。『桜川のドヴォルザーク』と呼んで」とアピールし、自作曲の新CM起用を訴えた。
会見に立ち会った奈良健康ランドの担当者は「持ち帰って検討します。現在の曲は皆さんに親しんでいただいてますし、すごいプレッシャーです」と話し、来月には結論を出す方向だという。報道陣からは一斉に「伝統ある曲を2日で作った曲に変えるのか」「本当にいいのか」との質問が飛び、これに松浦は「皆さん、保守派ですか!」と抗議していた。
なお現在の奈良健康ランドのCM曲も、キダ・タロー氏の制作との説があるが、担当者によると記録が残っていないという。キダ氏の事務所に問い合わせたところ、キダ氏は「作ったような気もするけど、正直、覚えていないなあ」と話しているという。