テツandトモ 地方営業数NO・1の訳
「♪なんでだろう~なんでだろう~」のネタで、2003年にブレークしたお笑いコンビのテツandトモ。19日に都内で行われた映画「エクソダス・神と王」のイベント取材で、10年以上たった今も、地方営業数ナンバーワンと言われる、彼らの人気の訳を見た。
とにかく何をやるにも全力だ。この日はお決まりの「なんでだろう」に続いて、映画宣伝バージョンを披露。10台近く並んだテレビカメラ1台1台に向かって、「♪エクソダス~エクソダス~」と動き回りながらPR。さらに、音が入らないスチールカメラに向けてまで歌い続けたのだ。汗だくなりながらギターを弾くトモと、おもしろ顔で動き回るテツのコンビネーションに、場内は大爆笑に包まれた。
フォトセッションでは、こちらから何もリクエストしなくてもポーズや表情がどんどん変わる。もちろん、どれもが絵になる。サービス精神旺盛な姿に、自然とシャッターを押す回数が増えた。途中、テツに「何でも言ってくださいね」と言われ、思わず「もう十分です」と言い返してしまったほど、リアクションは完璧だった。
イベント後の会見ではリップサービスも全開。貯金1億円のウワサはダンディ坂野がノリで言ってしまったことや、80歳まで現役宣言するなど、ワイドショーにうってつけのコメントでリポーター陣を喜ばせた。そして、最後はしっかり「仕事待ってます」と、営業PRも忘れなかった。
残念ながら、私はまだ彼らの地方ステージを見たことがない。だが、イベントを見る限り、そのおもしろさは容易に想像ができる。機会があれば、仕事を忘れて見てみたいと思った。
(写真と文=デイリースポーツ・村中拓久)