松本幸四郎 初のアカペラ披露

 歌舞伎俳優の松本幸四郎(72)が19日、大阪市内で主演ミュージカル「ラ・マンチャの男」(9月2~21日、大阪・シアターBRAVA!)の製作発表にヒロインを務める女優・霧矢大夢(40)とともに出席した。

 松本にとって大阪は、六代目市川染五郎を名乗っていた1965年に「王様と私」でミュージカル俳優としてデビューした原点の地。「それ以来、今日の幸四郎が続いております。心が熱い大阪で、熱い『ラ・マンチャの男』をお見せしたい」と決意を口にした。

 今回は7代目アルドンザ役に宝塚歌劇団元月組トップスターの霧矢を迎える。松本は「歌にしろ、踊りにしろ、お芝居にしても基礎ができていますよね。演出のアレンジメントをするにあたって、彼女の個性、魅力を引き出して、お客さまに見ていただきたい」と話した。

 69年の初演以来、1207回ものステージを重ねる松本の代表作に初めて参加する霧矢は「何年も演じられている皆さまの中に入るのが不安でもあるのですが、その悶々(もんもん)とした思いを実際にきちんと体現して爆発させて、私らしいアルドンザができればいいなと、今は祈っているような状況です」と抱負を語った。

 最後には、松本がアカペラで英語版「見果てぬ夢」を歌唱。会見の場で披露するのは初めてで、今秋の大阪公演にかける意気込みを示した。

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