東出昌大 一生に一度の初舞台に決意
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俳優・東出昌大(27)が10日、初の舞台出演で主演を務める「夜想曲集」(11日初日、東京・天王洲銀河劇場)の最終舞台けいこを行った。
才能を持つがゆえに苦悩する若きチェリストを演じる東出は、昨年からプロのチェロ指導者のレッスンを受けて練習を重ねてきた。「今ではチェロを弾くのがすっかり習慣となった」といい、初日を前に「うそごまかしのきかない舞台での経験が、これからの長い役者人生において新たな第1歩になる気がしています。一生に一度の初舞台を悔いのないよう、精いっぱい演じ切りたい」と決意を語った。
共演に安田成美、近藤芳正ら。
同舞台は、イギリス文学界最高峰のブッカー賞を受賞している作家カズオ・イシグロ氏の同名短編集が原作。東出が演じる旧共産圏出身の主人公が、自分の才能を追求するために自由の国に出て活動を始めるが、厳しい現実と向き合う姿が描かれる。