土屋アンナ、甲斐氏を反訴 名誉毀損で

 歌手でモデルの土屋アンナ(31)が、主演舞台「誓い~奇跡のシンガー~」の降板をめぐって約3000万円の損害賠償を求める民事訴訟を起こしていた同舞台プロデューサー・甲斐智陽氏を、名誉毀損(きそん)で“反訴”していたことが27日、分かった。土屋側は、甲斐氏が作詞作曲したオリジナルソング「ANNA」を動画サイトで公開したことに対して、1000万円の損害賠償を求めて提訴した。

 この日、東京地裁で開かれた口頭弁論に出廷後、甲斐氏が報道陣の取材に対応。土屋から起こされた民事訴訟について説明した。

 甲斐氏は昨年8月に自作曲「ANNA」を音楽仲間とレコーディングし、知人が「実在の人物とは無関係です」という一文を添えて、音源を「YouTube」で公開。自らの判断ですぐに削除したが、土屋側から1000万円の損害賠償を求める訴訟を、昨年12月に起こされたという。

 同曲には「ANNA(アンナ)」というフレーズや、「すっぴんなんてシワだらけ」などの歌詞が含まれているというが、甲斐氏は“恨み節ソング”であることを否定。「アンナさんはキレイだから違うんじゃないかな。誹謗(ひぼう)中傷でなく、シャレで面白いなと。表現の自由と思ってたけど、『私だ』と思って聞けば腹は立つかもしれない」と釈明した。

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