大江アナら「アド街」歴代アナが追悼

 肺がんのため15日に亡くなった愛川欽也さん(享年80)は最期まで周囲に病状を知らせず、最後まで仕事を続けた。テレビ東京「出没!アド街ック天国」は3月7日に放送(収録は2月4日)された千回記念を最後に降板した。20年前にスタートした人気長寿番組。歴代のアシスタントを務めた女子アナがツイッターやブログなどで愛川さんを偲んだ。

 95年4月の番組開始当初から03年3月まで担当した初代アシスタントでフリーアナウンサーの八塩圭子(当時はテレ東)は17日、所属事務所を通じてコメントを発表。「アド街」卒業を決めた3月初めに電話で話したのが最後だったことを明かし、愛川さんはその時体調のことは一切触れず、「ちょうど節目だから」と話していたことなどを伝えた。

 八塩は「(体調のことを)心配させまいとしていたのだと思います」と述懐し、「私の中の愛川さんは、常に人懐っこい笑顔で、楽しそうに休むひまなくしゃべっています。『八塩、悲しい時こそ笑うんだよ』と言われたことを思い出し、なんとか笑おうと思いますが、どうしてもうまくいきません。ギネスに認定され、『アド街』を1000回記念で卒業し、20年前第1回の放送があった4月15日にさよならだなんて、そんなドラマティックなエンディング。主役は愛川さんにしか務まりませんでしたね。」とコメントした。

 二代目(03年4月~13年3月)の大江麻理子アナはツイッターで「4月15日に、愛川欽也さんが旅立たれました。『出没!アド街ック天国』の放送がスタートしたのは1995年4月15日。それから20年。一度も休まずに番組を引っ張ってくださり、きっと苦しかったに違いないのに1000回スペシャルを楽しそうに収録してから、ふっと姿を消した愛川さん。ちゃきちゃきの江戸っ子、潔くて温かくてちょっとせっかちな愛川さんらしい、お別れだったと思います。格好良すぎて、改めて惚れました。キンキン様、これからもずっと大好きですよ!」と天国にメッセージを送った。

 三代目(13年4月~)の須黒清華アナはブログで「愛川さんの優しい笑顔や、おちゃめな表情、たくさんの温かい言葉ばかりが思い出されて涙が止まりません」と書き出し、病を隠し病気を続けていたことについて「その間も、収録中や私たちの前で、愛川さんが苦しそうな表情を見せることは一度もありませんでした」と明かした。

 最後に電話で話した時に「お前なら誰の隣でも大丈夫。見ているからね」と激励されたことも打ち明け、「これからもアド街を守りつづけていきます。愛川さん、本当に有難うございました」とつづった。

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