桂米團治 師匠で父、米朝さんをしのぶ
3枚
19日に肺炎のため89歳で亡くなった人間国宝の落語家・桂米朝(本名・中川清)さんの通夜が24日、大阪府吹田市の千里会館で営まれた。
喪主を務めた長男の米團治は取材に応じ、「米朝は神社の子でございまして、厳かで米朝らしい式になったと、感謝の何ものでもございません」と語った。
また、「小学校の授業参観日は小3の理科の実験の時に例の黒いショルダーバッグ抱えて弟子と来ただけ。家族旅行は中学の時に2泊3日のパックツアーで、宮崎と鹿児島に行っただけ。米朝はひたすら新聞を読んでいました。家族としての思い出はこの2つぐらいしかありません。寝たきりになって介護するようになって(初めて)、あー、お父ちゃんやな、と思いました」と父でもあり、師匠でもある米朝さんへの思いを述べた。