三津五郎さん訃報、悲しみの談話相次ぐ
歌舞伎俳優の坂東三津五郎=本名・守田寿(もりた・ひさし)=さんが21日午前2時3分、すい臓がんのため都内の病院で亡くなった。59歳だった。三津五郎さんは13年9月にすい臓がんの切除手術を受けていた。昨年10月には肺にがんが転移。今年1月末にインフルエンザに感染し、肺炎を併発。都内の病院に緊急入院していた。
昨年4月期のTBS系ドラマ「ルーズヴェルト・ゲーム」にも出演していた三津五郎さんは、テレビや映画などでも幅広く活躍した。
21日夜、突然の三津五郎さんの訃報を受け、各界から驚きと悲しみのコメントが相次いだ。
◆吉永小百合(08年公開の映画『母べえ』で夫婦役を演じた)「残念です。口惜しいです。すてきな“父べえ”にもう逢えないのですね。心からご冥福をお祈り申し上げます」
◆歌舞伎俳優・市川海老蔵(ブログで)
「信じたくない…」
◆歌舞伎俳優・坂田藤十郎
「遠からずお元気になって、舞台に復帰して下さるものと信じておりました。歌舞伎俳優として、大変見事な演技力と才能を持ち、しかも研究熱心で、深い知識を備えていらっしゃいました。これからの歌舞伎界を背負っていってくれるものと期待しておりましたのに、まことに痛恨の極みです」
◆俳優・役所広司(『聯合艦隊司令長官 山本五十六』で共演)
「歌舞伎界にとっても、映画界にとっても大切な俳優さんでした。元気に復帰されると信じていましたが、残念です」