清原和博氏、我が子を思い1人泣く夜も

 薬物疑惑などを報道されて以来、公の場で口を開くことのなかった元プロ野球選手の清原和博氏(47)が20日、ラジオのニッポン放送「テリー伊藤のフライデースクープ そこまで言うか」(金曜後4時)に生出演、2児への思いを語るなどテリー伊藤とトークを繰り広げた。

 清原氏は昨年、薬物疑惑や銀座のママとの愛人関係などを報道され、9月には亜希夫人と離婚と多難な時間を送る中で、テレビ・ラジオでの露出は途絶えていた。

 スタジオに招き入れられた清原氏は、「みなさんこんにちは、清原です」と第一声。テリーは「黒のジャージで…」と、そのラフな姿を紹介し「最初は野球の話から。松坂は?」と、いきなり今季メジャーから日本球界に復帰したソフトバンク・松坂大輔投手のことをトークテーマとして振った。

 清原氏はこれに対して「パ・リーグで復帰するので成功するかも。パ・リーグの打者は大振りしますから」と理由を挙げた上で「肘の調子さえ良ければ15勝いくかも」と、大胆予想した。

 二刀流の日本ハム・大谷翔平については打者として「とてつもない才能」、投手としても「もっと速い球を投げる可能性がある」と褒め称えた。

 次のコーナーでは離婚や2児について尋ねられ「僕が悪いので何も言えないけれど」と前置きした上で「2人の子どもが6年生と3年生になり、野球が分かってきたころに離ればなれになったので、寂しい」と打ち明けた。

 今でも月2回は一緒に食事する機会があり、野球の話もするという。2児には野球の才能を感じていて「真剣に野球をやりなさいよ」と勧めているが、長男は反抗期なのか「つっけんどんなこともあります」と、寂しそうな声になった。

 一人住まいの部屋の壁には父の日に息子から贈られた手紙が張ってあり、それを見ながら泣くこともあるのだとか。

 清原氏とテリーは今年初め、週刊誌で対談し、糖尿病の闘病の様子や現役選手だったころの思い出などを話しているが、電波メディアで生声を聞かせるのは久しぶりのことだった。

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