お笑いタレント・たむらけんじ（４１）が１６日、大阪市内で会見し、大阪・なんばグランド花月（ＮＧＫ）での月１回公演「ノンストップコメディ　出発進行！言うこと機関者」の開催を発表した。全１２回公演で計１万人の観客動員を掲げ、公約未達成なら「改名します」とブチ上げた。

　ＮＧＫは収容８５８人のため、全公演満員にしても計１万２９６人とかなり厳しいノルマだ。「そのときは消防法を無視してもいいですよね？」と無理な確認をしつつも「こんなに思いのあるものが達成でけへんかったら改名します」と自信をのぞかせた。

　会見に同席した月亭八光も「何を言うても大丈夫じゃないですか。たぶんいけると思いますよ」と後押し。たむらも「僕と八光が抱えている社長に任せたらパンパンになります。八光はその要員です」とマル秘プランを明かした。

　改名候補には「間（はざま）たむら」を筆頭に挙げた。以前から間寛平と酒席をともにすると「間（姓）はあげるわ」と言われていることを明かし、「炭火焼肉たむら」を経営していることから「店の（看板の）ために『たむら』は残したい。『けんじ』は削ります」と笑わせた。１万人達成不可能が確定した時点で改名する。

　舞台は田舎の駅で、駅長と駅員を中心に旅人を絡めたほのぼのとしたコメディーを想定。「ただコメディーをやるだけでなく、１年後にはテレビに復活させたい。（吉本）新喜劇は絶好調ですが、コメディーはどの局もやっていないので寂しい。ネタ１２本分とセット付きのパッケージにして売ります」ともう一つのプランも発表。放送局と枠に関しては「どこの局でもＯＫです。子どもに見てほしいので、休日のお昼とか子どもが見れる時間がいいですね」とアピールした。

　第１回公演は４月２２日午後７時開演。たむらのほかに、桂三度、藤井隆、中川家、テンダラー、シャンプーハット、すっちーらが出演予定。「おっと思われるような人を呼びたい。別のジャンルのお笑いの好きな人を呼びたい」とたむらの人脈を駆使したサプライズゲストの出演も予告した。