長谷川アナ 旅券返納カメラマンは売名

 シリア渡航を企て、外務省から旅券返納命令を受けたフリーカメラマン男性を、フリーアナウンサーの長谷川豊が9日、ネット上に掲載しているコラムで「売名行為」と断じた。

 カメラマン男性は今月末にシリアに渡航、難民キャンプなどを取材する予定だったが、7日に外務省の担当者が自宅を訪れて旅券返納を命じた。この問題では「邦人保護か、報道の自由か」という論議が沸き起こっている。

 長谷川アナは、ポータルサイト「goo」で毎週配信している「教えて!goo」のコラムで、「14年間にわたり2000近くの現場を取材してきた人間としては、一言申し上げたいと思います」と切り出した。

 「伝えるべき現場があれば、取材したくなるのが私たちのサガです」とジャーナリストとしての思いは示しながら、長谷川アナは「今回のケースに関しては、ちょっと私の印象は違います」とした。

 その相違について、長谷川アナは「本気で取材したいのであれば、私なら絶対に渡航理由には別のことを書きます」という点を挙げた。

 外務省には旅券法19条によって邦人保護の役目があり、渡航目的を正直に書けば見過ごすことはできなくなる。フリーカメラマンはそのことを分かっていたはずで、「ここまで考えるとすでにネットでも多く言われている通り、この男性のした行為は…ただの売名行為であることが分かってきます」とほぼ断定的に結論づけた。

 その上で「今回の件は外務省の判断が正しいとか適切、というのではなく、あくまで『当たり前の処置がなされただけ』だと思います」と問題を総括した。

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