保坂尚希が出家!壮絶人生…表向きは交通事故も7歳で両親自殺

 【2007年3月23日付デイリースポーツ紙面より】

 俳優・保阪尚希(39)が22日、都内で会見し、仏門に入ることを明らかにした。4月12日に熊本にある寺院で得度し、悩める人々の相談相手になるという。その理由には、7歳の時に「両親が自殺をしていた」と壮絶な過去を告白し、両親がいないことでいじめを受けたが、それでも前を向いて歩んでこられたことに感謝し「何か子供たちに恩返しをしたい」と決意。芸能活動は今後も続けていくという。

 「表向きは交通事故ということになってますが、実は自殺だったんです」。保阪の口から衝撃の事実が語られた。両親が亡くなったのは7歳になったばかりの時。亡くなる数時間前まで一緒にいたが、祖母と寝床に入ると、目覚めた時には多数の警察官が家に駆け付けていた。自殺原因は、保阪自身もいまだに知らされないままだという。  今でも月命日には墓参りし、年に1度は富士山山頂で祈りをささげる。「不思議と両親を恨みに思ったことはない」といい、小学校のころはいじめに遭い、クリスマス会などにも一切参加しなかったという。

 芸能界に入り、両親が亡くなった26、27歳を超えると、「突っ張って生きてきたつもりでも、いろんな人に助けられてきた。1人で生きてきたんじゃない。周りの人のためになにかできるんじゃないか」と仏門を志すようになったという。

 1年ほど前には、「この人なら」と思える女性の僧侶に出会い、出家の準備を進めてきた。4月12日に熊本の真言宗の寺で得度(僧侶になるための儀式)を行う予定になっている。  自身の体験と重ね合わせて、小学生が遺書を残して自殺するような事態に心を痛めている保阪は、「仏門に入って、修行しながら子供たちの相談に乗ってあげられたら」と希望。芸能活動は今後も続けていく予定になっている。

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