林修先生「予備校講師は辞めません」

 東大本番レベル模試の問題作成から退いていたことが分かった大学進学予備校東進ハイスクールの人気講師・林修先生が22日、反応の大きさから改めて「予備校講師は辞めません」とブログにはっきり記した。

 林先生は21日のブログで「模試作成を担当する部署の職員たちと、模試に対する考え方の乖離があまりにも大きく、一緒にやっていくのは不可能と判断したから」模試の問題作成を降板していたことを明らかにした。

 それに対して「僕が問題作成を降りると書いたら、あたかも予備校そのものを辞めるかのように受け止められた方もかなり多かったようです」と、思わぬ反響の大きさに驚いた。

 そこで林先生は改めて、東大本番レベル模試の問題作成は仕事の大きな部分を占めているわけではなく「今後も東大特進の授業においては、僕の作ったオリジナル問題を使用し続ける予定です」と説明。東進での主要な仕事はあくまで「東大特進の授業をしっかり行うことです」と認識している。

 その上で「当分東大特進を辞めることなどありません」と宣言した。

 職員との考え方の相違など降板理由をあえて明らかにしたことについては、「もし、僕が理由も書かずに模試作成を降りたら『林は、テレビの仕事が忙しいから模試を降りたんだろう』『タレント業に専念したいんじゃないの?』といった憶測が広がったのではありませんかねぇ」と誤解を避けるための措置だった。

 そして林先生は「こういうことにこだわるのは、僕がタレントに完全に転身したのではなく、予備校講師としての職務にこだわりがあるから」と強調した。

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