さんま 元阪神・小林繁氏ものまね披露

BC石川の一日コーチに就任しグラウンドに姿をみせた明石家さんま=石川県立野球場(撮影・保田叔久)
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 お笑いタレント・明石家さんま(59)が13日、BCリーグ・石川ミリオンスターズの1日コーチに就任し、石川県立野球場で行われた福井ミラクルエレファンツ戦でコーチを務めた。今季限りで引退するミリオンスターズのGM兼投手、木田優夫(46)と20年来の友人であることから木田の熱心なオファーに応え、コーチ就任が実現した。

 試合前のグラウンド。「嘘八百!」にちなんで背番号800のユニフォーム姿で登場したさんまは、木田のアナウンスで入団発表となった。「引退が決まってから、木田からメール100本ぐらいいただきまして(笑)、石川まできてしまいました」とあいさつ。

 三顧の礼で迎えられたコーチ。警備も万全だったが「(小松)空港も(警戒して)警備してくれてたんですけど、スカスカの状態でなんか、かっこ悪かったです」と笑わせた。

 就任のあいさつだけで終わらないのがさんま流。「コイツ(木田)には振り回されて。メジャーに行って『完璧です』言うてた日に交通事故に遭って」と03年にロサンゼルス・ドジャース時代に起こった事故を引き合いに出した。また、「デトロイトまで応援行く言うたのに全然連絡くれんと、六本木のおねえちゃんに『来い』いうてメールしてたんやろ?」と暴露。さらに、「コイツ、ホームラン打たれたら口を開くというくせがあって。ある時、神宮(球場)で口開いたら蚊が入って。あの時なんでデング熱かからなかったんやろうなあ」と時事ネタも織り込み、球場全体を沸かせた。

 さんまはサッカー好きのイメージが強いが、もともとは元阪神タイガースの故小林繁氏の形態模写で芸人として脚光を浴びた。この日は、ユニフォームを着てテンションが上がったようで、観客の「さんちゃん、やって!」の声に、「もう40年前やな」と言いながらも、巨人の終身名誉監督・長嶋茂雄氏の送りバントのサインのものまねや、小林氏の投球ものまね、ミスタータイガース・掛布雅之氏のまねまで次々と披露。10分以上にわたり“1人コント”を繰り広げた。

 試合前にはコーチとしてバッターを熱心に指導?するなど、大活躍だった。しかし、残念ながら5‐2と敗北。さんまは木田に「お前なあ、わざわざ呼んでおいて消化試合で負けるってどういうことや」と“愛の説教”をしていた。

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