号泣元県議 “潜伏先”気配も応答なし

 兵庫県の野々村竜太郎元県議(47)の政務活動費疑惑で、野々村氏が18日に兵庫県警による家宅捜索に立ち合ったとされる大阪市住之江区のマンションでは一夜明けの19日も、報道陣が1階の2カ所の出口を“封鎖”する形で、野々村氏の出現を待ち構えた。

 近隣住民らによると同所は、約10年前から野々村氏の両親が暮らしており、野々村氏にとっては実家。前日の家宅捜索時には野々村氏が在室していたとされる。この日、マンション上階の室内では、夕方以降、電気がついたり消えたりして室内に人がいる様子がうかがえたが、インターホンによる呼びかけには終日応答がなかった。

 家宅捜索によって、雲隠れ中だった野々村氏の所在が明らかとなり、“潜伏先”かと前日から報道陣が殺到している。

 この日は2度、大阪府警の警察官が、パトロールのため報道各社の社名を確認に訪れた。

 住民らによると、野々村氏の母親は舞踊の指導をしており、今回の騒動が起こるまでは、マンションの踊り場で踊りの練習をする姿も。町内会の班長として世話好きだといい、同じ階に住む男性は「本人(野々村氏)はしっかり説明すべきだけど、お母さんは気の毒」と話していた。

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