すっちー 何もできずリングから退散

逃げるようにリングから退散する、すち子に扮したすっちー(右)と松浦真也(左)=大阪市浪速区のボディメーカーコロシアム
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 吉本新喜劇の新座長すっちー(42)が21日、大阪市内で行われた新日本プロレス大阪大会に“なにわのおばはんキャラ”として人気の「すち子」に扮し、松浦真也(37)とともに登場した。王座防衛に成功した外国人選手に襲われ、逃げるようにリングから退散すると「ただただ恐怖ですよ。いろいろ考えていたのに何やったんやろう」と控室で恨み節を繰り返した。

 2人はIWGPタッグ選手権の試合後にチャンピオンベルトを授与する役だったが、応援していた挑戦者の真壁刀義&棚橋弘至組がドク・ギャローズ&カール・アンダーソン組からの王座奪取に失敗。ギャローズにベルトを強奪され、トレードマークのメガネも奪われ、前髪をむしり取られたすっちーは「こっちは友好的に(チャンピオンベルトを)ちゃんと渡そうとしているというのに。恐ろしい…」とわずか数分の恐怖体験を振り返った。

 コーナーに詰め寄られてのあっという間の出来事に、松浦は「ああいうことは舞台で言えば真ん中でせなあかんといつも言われている」と怒り心頭。すっちーも「桑原(和男)師匠が見てたら、むちゃくちゃ怒ってますよ。どこでやってるんや。センターでやらんかと」と外国人コンビにダメ出しした。

 すち子&真也のコンビで昨年の「歌ネタ王決定戦」を制した2人は日本人組の王座奪取に備えて歌ネタを用意していたという。すっちーは「3カウントが入った瞬間、マジかと思いました。あの2人(棚橋&真壁)が勝つと思って、曲も考えていたのに」とまさかの展開を悔やんだ。

 また、すっちーは思い出したように「お前は何にも助けてくれへんかったな」と松浦を詰問。商売道具のギターを壊されまいと必死で逃げてきた松浦は「守るのはギターと決めていたんです」と主張。あわやコンビに亀裂が入りかけた。

 07年には須知軍曹として、大阪プロレスでチャンピオンになった経験もあるすっちーだが、外国人コンビに対して「迫力があり過ぎた。正直勝てる気がこれっぽっちもしない」と自らの手による雪辱には及び腰。「この仇(かたき)を棚橋選手と真壁選手にとってほしい」とリベンジを託していた。

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