分裂維新、橋下派37人…こっちはピュア

 石原慎太郎(81)、橋下徹(44)の両共同代表が袂(たもと)を分かち分党する「日本維新の会」国会議員団の全62議員が5日、分党後の態度表明を完了した。橋下派37人、石原派23人、無所属2人で再出発することが確定した。

 橋下派は5日夜に東京、大阪をライブ中継でつなぎ初会合と記者会見を開いた。

 あいさつに立った橋下氏は「僕のトップマネジメントの力量のなさで分党となりました」と謝罪したうえで「野党再編を進め、僕ももう一度、6年前に大阪府知事になった時の純粋な気持ちで政治にチャレンジする」と述べた。

 これまで石原氏周辺の旧太陽系議員との確執が見え隠れしていたこともあり、橋下氏は「ちょっと純粋な部分が濁っていたかもしれない」と振り返った。記者団から“濁り”の真意を問われると「妥協はしていないが、純粋さに欠け、行儀よくしすぎていた。今やらなきゃいけないことを追求する部分で欠けていた」と、遠慮があったことを示唆した。

 橋下氏側に集まった37人は大阪系の若手議員が大半。橋下氏は「僕は多数派工作は意識せず、だれ1人、声はかけていない。僕の思いをくんで、37人も集まっていただき、本当に驚いています」と語った。

 これに先立つ大阪市役所での定例会見では、橋下氏は「こっちのメンバーはピュアな顔ぶれじゃないですかね」と発言。記者団から「なら向こう(石原派)は?」と問われると「それは言わない」と返し、笑いを起こした。

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