日本を代表するモンスターロックユニットＢ’ｚ。数々の記録を打ち立てているが、２００７年には、日本人アーティストとして初めて、“ロックの殿堂入り”を果たしている。

【以下、０７年９月２１日付のデイリースポーツより】

　デビュー２０周年を迎えるロックユニット・Ｂ’ｚが、米・ロサンゼルスにある「ハリウッド・ロック・ウォーク」に殿堂入りすることが２０日、分かった。日本人アーティストで同所に名を連ねるのは初めて。

　これまでエルヴィス・プレスリー、ジョン・レノン、エリック・クラプトンらが名を連ねており、そうそうたるメンバーに肩を並べることになった。

　２１日でデビュー２０周年目に突入するＢ’ｚに、またもビッグな肩書が加わった。

　８５年にロサンゼルスのギター・センターのエントランスに設立された「ハリウッド・ロック・ウォーク」は、いわば映画の発展に貢献した人々が手形を飾るチャイニーズシアターのロック版。プレスリーをはじめクラプトン、ジョン・レノン、ＫＩＳＳ、ジミ・ヘンドリクス、ヴァン・ヘイレンら１７５組のスターたちの手形がズラリと並んでいる。

　Ｂ’ｚの殿堂入りは、日本人アーティストとしては初めての快挙。２０年にわたる活躍や、ＣＤの総売り上げが７５８２万枚とアジアではずばぬけていること、米国でもライブを成功させていること、既に殿堂入りしている米のギタリスト、スティーブ・ヴァイ（４７）から推薦があったことなどが決め手となった。

　ちなみに、日本人では音楽機器メーカーの「ローランド」特別顧問の梯（かけはし）郁太郎氏、「コルグ」会長の加藤孟（つとむ）氏が殿堂入りしている。

　１１月１９日（現地時間）には稲葉浩志、松本孝弘の２人がロスを訪れ、手形を押す記念式典に出席することになっている。９９年にＢ’ｚとコラボレートして以来交流のあるヴァイは「ロック・ウォークが彼らのようなアーティストに注目したことは素晴らしい」と祝福のコメントを寄せている。

　Ｂ’ｚは１０月３日に記念シングル第１弾「ＳＵＰＥＲ　ＬＯＶＥ　ＳＯＮＧ」を、１２月５日にはアルバム「ＡＣＴＩＯＮ」を発売する。０８年１月からはアリーナツアー、９月にはシングル曲を中心に構成されたスタジアムツアーを行うことも決定。殿堂入りという栄誉をステップに、怒とうのメモリアルイヤーになりそうだ。

　〈主な殿堂入りミュージシャン〉

　エルヴィス・プレスリー

　ジョン・レノン

　エリック・クラプトン

　エアロスミス

　チャック・ベリー

　マーヴィン・ゲイ