ふなっしー暗い過去告白 窮地が転機に

 千葉県船橋市の非公認ゆるキャラ、ふなっしーが2日、日本テレビ系「PON!」に生出演し、ブレイクするまでの苦難の歴史を打ち明けた。

 最初はしゃべらなかったふなっしー、「梨の妖星からやって来た」とメールなどで売り込んでも見向きもされなかった。

 お情けで呼ばれた幕張イトーヨーカドー店の赤ちゃん本舗での初イベントで、「普通ならアテンドさんがしゃべってくれるのだけど」お金がなくアテンドを雇えなかったふなっしーに、司会者がいきなり自己紹介を振った。窮地に陥ったその口から『ふなっしーなっしー』と歴史的なひと言が飛び出した。

 「必要に迫られてしゃべったのだなっしー」と、ふなっしーはその際のことを感慨深げに?話した。

 さらに、全国から約600体が集うゆるキャラサミットに出ようと、船橋市役所に「船橋代表で出てもいいですか?」と打診したところ「お前、どこの代表でもないだろ」とあっさり拒否。これにふなっしーは「もっともだな」と今では得心している。

 そこで仕方なく、秋田代表ゆるキャラの「ニャンジュウ」に頼み込み、お手伝い参戦。秋田ブースでニャンジュウ・グッズの売り込みに励んだという。

 そんなふなっしーに、この日はニャンジュウから「あの頃はしゃべるキャラクターが少なくて、注目を集めていました。大声で呼び込みしてくれて助かった。こんな大スターの友達を持てて嬉しい」と、ふなっしーの成功を喜ぶコメントを寄せてくれた。

 ブレイクのきっかけとなったアサヒ飲料の十六茶のCMには、各都道府県代表のゆるキャラが募集されて応募、千葉県からも40、50体が応募した中、ふなっしーが抽選で見事代表に選ばれて出演、目立ったことから人気者の階段を上り始めることになった。

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