橋下市長 コメンテーターに大反論

 大阪市の橋下徹市長(44)が5日、看板政策「大阪都構想」の議論停滞脱却のため市長辞職および出直し選挙に打って出ることに批判的なテレビなどのコメンテーター陣に大反論を展開。「立候補もせずに、風呂の中の屁みたいにブツブツ言うのは卑怯だ。違うというなら、出てきて僕を止めりゃあいい」と橋下節をさく裂させた。大阪市役所で登庁時に記者団の質問に答えた。

 「報道を追っかけて見てるが、笑っちゃうのが、(来春)統一地方選で訴えるべきだという意見がすごいある」と切り出した橋下市長。批判の多くは、出直し選では市議会の議会構成が変わらないため、その手法や効果を疑問視する主旨だが、橋下市長は「統一選で訴えるのは当たり前。訴える物を作らないといけないじゃないか」と反論。議論を加速させ、今夏までに都構想の「設計図」を作り、住民投票や15年統一地方選で有権者に提示する具体的材料の必要性を主張した。

 「時間的に夏までに作らないと、また有権者は(都構想の)内容がわからないままだ。」「このままだと来年の地方選も、明るい大阪にしようとか、大阪都構想がいいか悪いか?大阪がつぶれるぞとかになる」と抽象的な主張合戦になると指摘し「そんなしょうもない地方選挙やってどうする」とまくしたてた。

 「勉強ばっかりやってる学者やコメンテーターは、そこの視点が欠けている。僕の考え方が違うというなら、みな立候補したらいいじゃないですか」と批判した。

 今回の出直し市長選については「5億、6億使わせてもらいますけど、住民投票に伏すため、次の統一地方選をしっかりしたものするため」と主張した。

 約6億の選挙費用が高額との指摘に対しては「市長選挙で税金使わせてもらっても、僕はなんら問題ない。民主主義の当然のコストだし、でないと莫大な金のかかる次の地方選こそ税金の無駄遣いになる。地方政治を成熟させるためのコストだと思ってます」と訴えた。

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