橋下市長、HKT指原「素晴らしい」

 日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長(43)が12日、「第5回AKB48選抜総選挙」で1位を獲得したHKT48・指原莉乃(20)に“感動”している心境を明かした。

 橋下氏と指原は昨夏の同時期に同じ週刊誌に過去スキャンダルを報じられた“縁”がある。現在、各種発言が波紋を呼び“逆風”を受ける橋下氏は「指原さんの壁にぶち当たってもがんばろうという姿は、多くの人に勇気や元気を与えたと思う」と実感たっぷりに語った。

 大阪市役所で記者団から「メゲずにがんばった指原さんの姿に元気付けられたか」と問われた橋下氏。その答えは実にリアルだった。

 「まあ人生、生きてりゃいいこともあれば悪いこともありますよ。いろいろあるけど、あきらめずに頑張って返り咲き、支持を受けてセンターに立つというのは素晴らしいですね」

 昨夏には、同時期に過去スキャンダルが報じられ、指原はAKB48からHKT48に移籍した。橋下氏も「僕も(家で)ペナルティーが待っている」と苦笑いしたこともあった。それから約1年を経て頂点に立った指原に「1度や2度、壁にぶち当たっても、さらに頑張ろうという姿勢は、いろんな方が元気をもらい、頑張らなきゃと思っているでしょう」と語った。

 自身は現在、各種発言の余波で厳しい状況にある。「僕の場合は壁というよりは見解の相違。きちんと説明すれば理解いただけると思う。慰安婦問題も、日本人としてどの部分を検証すべきか訴えていきたい」と強気の姿勢を崩さなかった。

 AKB総選挙の盛り上がりに触発されたのか「政治家の選挙とは少し違うが、天才的なプロデューサーが素晴らしい仕事をしている」と絶賛。「われわれも有権者に関心を持ってもらえる舞台作り、争点を明確化しなければならない」と力を込めた。

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