TAKAHIRO教師百人にダンス指導
ダンサーのTAKAHIRO(31)(上野隆博)が7日、大阪市内で学校教員100人を集めた研修会でダンス講師を務めた。世界的な活躍をみせ、09年には米歌手・マドンナ(54)のワールドツアーに専属ダンサーとして参加した経験を、本年度から中学校の体育授業でダンスが必修化され、その指導にあたる教員らに伝授した。
米誌Newsweekの「世界が尊敬する日本人100人」に選出され、マドンナもその実力を認めたダンサーが講師とあって、研修会には60人の募集に対し、100人の先生たちが集まった。
「自分は学校で子供たちに直接教え続けることはできないが、先生にダンスの指導のヒントが伝えられたら、より多くの子供たちに自分の経験や得てきたことを伝えられるのではないか」と講師役を引き受けたTAKAHIRO。
前半の講義では「ダンスというものは本来自由なもので、どんな手ぶり身ぶりをしても本人が楽しく、それが正しいと思って踊ればそれが正解」と説き、ダンス指導では技術の優劣だけでなく「みんなで取り組む協調性や、アイデアを出す創造性、進歩するために挑戦する姿勢など、さまざまな角度から評価し、認めてあげることが大切」と極意を伝授した。
実技指導では、基本的なストレッチのほか、数種類のステップをレクチャー。班ごとに分かれ、そのステップに各自が考えた振りをつけたダンスを発表する形式でレッスンを行った。
TAKAHIROは「先生というのは、自分にとっては“しかられる相手”だったので、とても緊張しました。少しでも皆さんの教育現場での一助になれたらうれしいです」と感想を語っていた。
