【舩越園子の目】目が離せない最終日に

 「米男子ゴルフ・マスターズ・第3日」(9日、オーガスタナショナルGC=パー72)

 松山と最終日を同組で回るランガーは、ドイツ人らしい生真面目さを絵に描いたような人。しかし、そこにはいつもほんの少しユーモアがまじる。

 その昔、インタビューの真っ最中にランガーが突然「5分で戻ります」と言って席を離れた。電話かな?トイレかな?10分は戻らないだろうと思っていたら彼は5分で戻り、「ピッタリ5分で戻りました」。驚いて「まるで測ったように正確ですね」と言うと「測っていましたから」と自分の腕時計のストップウオッチを見せ、静かに笑っていた。

 58歳のランガーは3日目を終え「若者たちに50~60ヤード置いていかれて、異なるゲームをしている感じ?」と米メディアに問われると「その通り」と真顔で答えた後、「でもそれはスコアカードには出ないからね」と言って、また静かに笑っていた。グリーンジャケットを2度も羽織ったランガーとともに回る松山の最終日が楽しみだ。(在米ゴルフジャーナリスト)

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