ボギーさまさま!圏外だった15人予選通過

 「全米オープン・第2日」(19日、チェンバーズGC=パー70)

 第2ラウンドが行われ、通算5オーバー60位タイまでの75人が残り36ホールの決勝ラウンドへ進んだ。

 予選通過スコア(カットライン)はこの日、午後の最終組を10番スタートから回ったアマチュアのニック・ハーディー(19)=米国=が、通算4オーバーで迎えた最終9番パー3(237ヤード)をボギーとし、通算5オーバーに落としたことで、それまで予選通過の圏外だった同スコアの他選手15人が60位に順位を上げ、土壇場で残り2日間のプレー機会を得た形となった。

 仮にハーディーが最終ホールをパーでホールアウトしていた場合は、予選通過者はハーディーを含めた通算4オーバー44位タイまでの60人ちょうどだった。通算5オーバー・グループの15人にとっては、ハーディー本人が知っていたかどうかは別にして、最後のボギーが何よりのプレゼントにもなった。

 全英オープンのようなリンクスコースで開催されている今大会では、各選手が難コースに手を焼くシーンが多く、午前中から全体のプレー進行が遅れ、首位のジョーダン・スピース(米国)ら好スコアの組にも、全米ゴルフ協会(USGA)の競技委員から罰打につながるプレー時間計測の警告が発せられていたほどだった。

 そのため、ハーディーら最終組は現地午後3時12分のスタート予定だったが、少し遅れてのティーオフとなり18ホールをプレー。ホールアウトしたのは午後9時(日本時間20日午後1時)を回った時間帯だったが、通算5オーバーで予選落ちを覚悟していた選手たちにとっては最後に“吉報”が残されていた。

 ちなみに通算5オーバーのグループには、イアン・ポールター、コリン・モンゴメリー(ともに英国)、アンヘル・カブレラ(アルゼンチン)、セルヒオ・ガルシア(スペイン)、ウエブ・シンプソン(米国)らが名を連ねていた。

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