桐生 直接対決に「勝ちたいです!」
リオデジャネイロ五輪代表最終選考会を兼ねた日本選手権(24~26日・名古屋市)の前日会見が23日、会場のパロマ瑞穂スタジアムで行われた。男子100メートルに出場する桐生祥秀(東洋大)は、山県亮太(セイコーホールディングス)、ケンブリッジ飛鳥(ドーム)らライバルとの直接対決を前に「1番にゴールを駆け抜けるのが自分だったらいい。みんな調子がよさそうだけど、自分も調子がいい」と気合十分に語った。
桐生は今月11日の日本学生個人選手権・準決勝で自己ベストタイの10秒01(追い風1・8メートル)を記録。今大会では日本勢初の9秒台突入が期待される。
100メートルは24日に予選と準決勝、25日に決勝が行われる。悪天候の可能性もあるため「晴れてほしいですね」と願うが、それでも「雨男なんで雨は慣れている。オリンピックがかかっているので勝負をかける」とひるむことはない。
日本選手権は今回が100回大会の節目を迎える。「100メートルで100回目はいい感じっすね!勝ちたいです」と勝利宣言。勢いに乗る20歳の若武者は、ライバル争いを制して五輪の大舞台に乗り込むつもりだ。



