宇土市出身・正代、照ノ富士戦で初白星

 「大相撲夏場所・7日目」(14日、両国国技館)

 熊本地震から1カ月のこの日、熊本県宇土市出身の平幕正代(時津風)が大関照ノ富士(伊勢ケ浜)を突き落としで破り、初日からの連敗を6で止めた。前ミツを取られ後退したが、右から豪快に振って大関を崩した。

 自己最高位の前頭2枚目で初日から横綱、大関陣と総当たりし力の差を見せ付けられてきたが、最後の大関戦で初勝利。「こんなに1勝が遠いとは。1番勝っただけでもうれしい。攻め込まれたけどとっさに突き落としが出た」とかみしめた。

 地元からの応援は届いている。「大関に勝ったことは見ている人が喜んでくれている。ちょうど1カ月、勝てて良かった」。化粧まわしも地元からもらったものが2本あり、その1本は震源地に近い地域からもらったもの。「着けないわけにはいかない。僕は土俵で頑張ることだけです」と故郷のため、ここから白星を重ねる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス