法華津、新愛馬ザズー号でリオ狙う

 16年リオデジャネイロ五輪出場に挑戦する馬場馬術の法華津寛(74)=アバロン・ヒルサイドファーム=が20日、都内で取材に応じた。

 北京、ロンドン五輪にともに出場した愛馬ウィスパー号は、ロンドン後に左蹄付近を骨折。リハビリに励んでいたが、患部が炎症を起こし、13年11月に亡くなった。「立っているのも辛そうだったので、眠らせないといけなくなった」。競技会にはウィスパーのリハビリ中に出会ったザズー号と挑む。「気性の優しい馬で、折り合いはつけやすい。五輪にいける力はある馬」と、話した。

 日本連盟によると、リオ五輪出場へは、今後、対象の競技会2大会で一定の成績を収めた上で、5~6月に行われる見通しの日本代表選考会を勝ち抜く必要がある。

 3月に75歳の誕生日を迎える法華津が五輪に出場すれば、1920年アントワープ五輪のオスカル・スヴァーン(射撃、72歳10カ月)、1936年ベルリン五輪のアルトゥール・フォン・ポングラッツ(馬術、72歳1カ月)らを抜き、五輪史上最高齢での出場記録となるが「出られるといいですね」と、自然体で話した。

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