平野美宇、観客席のフラッシュにイラッ

 「卓球・全日本選手権」(17日、東京体育館)

 女子シングルスの準決勝と決勝が行われた。15歳の平野美宇(エリートアカデミー)は、決勝で石川佳純(全農)に敗れ準優勝。中学生として初めて決勝に進んだ平野を待ち受けていたのは、女王だけでなく“最終日の洗礼”だった。

 最終日の会場は1コートだけとなり、観客席の照明を落とす演出がなされた。そこで問題となったのがカメラのフラッシュ。観客席からの写真撮影は禁止されていなかったものの、試合前には再三「フラッシュはお切りください」とアナウンスされた。ところが、試合が始まると観客席から光が瞬いた。

 平野は準決勝から、フラッシュに気づく度に審判に進言。その都度プレーがストップし、再度アナウンスがなされたが、決勝の第2ゲーム、平野が2-6となったところでストップし、ついにカメラ撮影自体が禁止となった。

 好ゲームに水を差される形となった平野は「フラッシュもそうだし、カメラの赤いランプがすごい気になって…やめてほしい」と苦笑。心無い一部の観客に対し、「準決勝でも注意したのに、決勝でも光ったので」と頬を膨らませた。

 会場である東京体育館は、20年東京五輪の卓球会場になる。「東京五輪で金メダルを取りたい」と話す平野ら選手のためにも、観戦マナーの徹底が求められる。

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