安藤美姫、1日だけの現役復帰で3位
冬季五輪、世界選手権など国際主要大会でメダルを獲得した選手だけに出場を許される国際スケート連盟(ISU)公認大会、フィギュアスケートの第3回「メダル・ウィナーズ・オープン」が15日、大阪府門真市内で行われた。1日限りの“現役復帰”を果たした元世界女王の安藤美姫(28)は、淡いグレーの衣装に身を包み、ショパンの「バラード第4番ヘ短調」を披露した。
冒頭の3回転サルコーを成功。3回転ルッツはつまずき転倒してしまい、54・13点。順位は、バンクーバー五輪銅メダリストのジョアニー・ロシェット(カナダ)、ソチ五輪銅メダリストのカロリーナ・コストナー(イタリア)に次ぐ3位に終わり、「ルッツは練習で成功していたので、ただただ悔しいです」と唇をかんだ。
「試合という形で滑るのはモチベーションも上がる。緊張するけど、幸せ」とスケーターの血が騒いだ様子の安藤。「来年もこういう大会があればリベンジしたいです」と、雪辱を誓った。