葛西、引退後は指導者として貢献へ

 スキージャンプのソチ五輪銀メダリストでワールドカップ(W杯)の最年長優勝記録を持つ“レジェンド”葛西紀明(43)=土屋ホーム=と、ものまねタレントのキンタロー。(33)が11日、東京都品川区の上神明小学校で特別授業「桃太郎トマトの学校」を行い、葛西は現役引退後について「すぐに世界トップレベルの選手を出したい」と指導者としての貢献を誓った。

 葛西は9月初旬に新潟でのサマージャンプ大会で2位に入るなど、2015~16の新シーズンに入っており、18年平昌冬季五輪に向けて「まだ取ったことのない金メダルが目標」と、あらためて現役生活を続ける意向を明らかにした。

 と同時に、現在は所属先の土屋ホームでスキー部の監督を兼任。この日は「引退する時が来るとしたら」と前置きした上で、「今まで経験したことを教えながら、すぐに世界のトップレベルに上がれる選手を育てたい」と話した。

 トマトの名産地、北海道下川町出身の葛西は、昨年春に結婚した新妻・怜奈さんが作るトマト入りの野菜スープが好物で、「免疫力があり、疲労回復に役立ちます」と、小学生たちに若さを保つ秘けつの一端を伝えていた。

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