パラリンピックも五輪と一体強化 文科省の来年度概算要求
文部科学省が28日に発表した2016年度予算の概算要求で、スポーツ関連はメダル有望競技に集中的に配分する「戦略的選手強化」に22億円を盛り込み、五輪競技だけでなく初めてパラリンピック競技も対象に加えた。2020年東京大会に向け、国による五輪とパラリンピックを一体とした強化が本格化することになる。
昨年、パラリンピック競技の管轄が厚生労働省から文科省に移った。文科省幹部は「今後、五輪についていてパラについていない予算はないようにしたい。相乗効果も期待できる」と語る。五輪競技と同様に選手発掘、育成に乗り出すほか、日本スポーツ振興センターに共通支援部門を設置。