フィギュアスケートの小塚崇彦（２６）とフジテレビ・大島由香里アナウンサー（３１）が婚約したことを２３日、所属のトヨタ自動車とフジテレビを通じてファクスでマスコミ各社に発表した。来年入籍予定。挙式・披露宴は未定。大島アナは結婚後も仕事を続ける。

　小塚は「股関節のケガによるスランプで辛かった時期を支えてもらい、話をしているだけで焦る気持ちも消え『スケートに戻ろう』と思わせてくれる存在になっていきました」と結婚を意識するに至った心境をコメント。

　「現役スケーターということで彼女に不安を与えたり心配な気持ちにさせたりすることもあるとは思いますが、より一層責任感を持ち、仕事に取り組んでいきたいと思います」と決意を記した。

　また大島アナは「氷上で魅せる通りのまっすぐで純粋なところ、日本を背負って戦う姿を尊敬しています。どんな経験を通しても喜怒哀楽を心から共有でき、私の知らない世界を次々と見せてくれる人です」と小塚の魅力を語り、「これからも仕事に邁進し、支えて下さった多くの方に少しでも恩返しができるよう、互いに成長してまいりたいと思っています」と結婚生活への思いも記した。

　２人は２０１０年バンクーバー五輪帰国後の食事会で知り合い、１３年から交際をスタートさせていた。

　小塚は１２年冬、右足の故障に悩み、１２月の日本選手権では５位に終わって世界選手権出場を逃した。その後、先天性の股関節疾患が明らかになった。その後、故障と戦いながらソチ五輪出場を目指したが、惜しくも落選。引退も考えた中で、現役続行を宣言した。