錦織、準々決勝敗退…前回王者に完敗

 男子シングルス準々決勝でサーブする錦織圭=メルボルン(AP=共同)
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 「全豪オープンテニス」(28日、メルボルン)

 2015年のテニス四大大会の幕開けとなる全豪オープンテニスは大会10日目となる28日、男子シングルス準々決勝などが行われた。四大大会初制覇を期待された世界ランキング5位の錦織圭(25)=日清食品=は、同4位のスタニスラス・ワウリンカ(29)=スイス=にストレート(3-6、4-6、6-7)で敗れ、1932年の佐藤次郎以来、日本人では83年ぶりの4強入りはならなかった。

 錦織とワウリンカの過去の対戦成績は1勝2敗。錦織唯一の勝利は準優勝した昨年9月の全米オープン準々決勝。4時間15分の死闘の末にフルセット(3-6、7-5、7-6、6-7、6-4)で勝利し、これをきっかけに旋風を巻き起こした。

 その再現が待たれたが、この試合ではワウリンカが好調。時速200キロを超えるサーブでエースを連発し、錦織に主導権を渡さない。第3セットになり、錦織もこの試合初めてのブレークを決めるが、流れを完全に変えるには至らず、タイブレークの末に最後はこの試合を象徴するかのようなノータッチエースを決められた。

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