競泳、韓国の英雄にドーピング疑惑
競泳男子の北京五輪金メダリストで、韓国で“国民の弟”と呼ばれるスター選手の朴泰桓(25)に、ドーピング疑惑が勃発した。韓国の聯合ニュースは26日、世界反ドーピング機関(WADA)による検査で禁止薬物の陽性反応を示したと報じた。
韓国のスポーツ紙「スポーツ朝鮮」の電子版などによると、朴の所属事務所は、昨年9月に行われた自国開催の仁川アジア大会の2カ月前に病院で受けた注射に原因があるとし、「朴泰桓は何度も注射の成分に禁止薬物が含まれていないか確認した」と説明した上で「当時の注射に禁止成分が含まれていたことが分かった。病院側のミスだ」と主張。朴はアジア大会期間中に複数の競技に出場。銀メダル1つと銅メダル5つを獲得し、毎日ドーピング検査を受けていたが、問題はなかったという。事務所側は病院に対して、刑事、民事での訴訟を検討している。
朴は08年北京五輪で400メートル自由形で金メダルを獲得。12年ロンドン五輪でも銀メダル2つを獲得した。韓国競泳界史上初の五輪メダリストとして、韓国では“英雄”とされており、日本の萩野公介(東洋大)、中国の孫楊とデッドヒートを繰り広げた仁川アジア大会の競泳会場は、「朴泰桓水泳場」と名付けられている。
