重友梨佐、世界選手権へ前進

 2時間26分39秒で日本勢最高の3位に入った重友梨佐=ヤンマースタジアム長居
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 「大阪国際女子マラソン」(25日、ヤンマースタジアム長居発着)

 日本陸上連盟の幹部はレース後、日本女子のエースとして期待する重友梨佐(27)=天満屋=の3位を評価した。

 尾県貢専務理事は「前半、積極的な走りで最後まで粘った。手放しでは喜べないけど、復活のきっかけをつかんだ。大黒柱になるタレント。彼女の頑張りが日本女子の行方を握っている」と語った。

 天満屋の総監督を務める武富豊女子マラソン部長は「昨年8月までは辞めるのじゃないかという苦しい状況からよくここまで気持ちを立て直した。今回が岐路になると安どしている」と安どした。

 2時間26分39秒は11月、横浜国際で優勝した田中智美(27)=第一生命=の2時間26分57秒を上回り選考候補の中でトップタイム。8月の世界選手権代表選考レースは3月の名古屋ウィメンズを残すため内定とはいかないが大きく前進した。

 酒井勝充強化副委員長は「名古屋が終わっていないので何とも言えないけど、重友はまだ行けると感じている。そういうのを含みながら、世界と戦える選手を選びたい」と話した。

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