流通経大が開幕星 川崎が完封

 「東京新大学野球リーグ、流通経大3-0高千穂大」(5日、大宮公園)

 昨春リーグ戦を制し、全日本大学選手権でも準優勝した流通経大が競り勝ち、開幕戦を飾った。

 先発した川崎勇太投手(4年・熊谷商)が、低めをていねいに突く投球で6安打しか許さずに完封。打線は八回に5番・折橋駿内野手(3年・流経大柏)折橋の適時打などで3点を奪った。

 今秋ドラフト上位候補の155キロ右腕、生田目(なばため)翼投手(4年・水戸工)が、右肩違和感による調整遅れで先発を回避。エース不在の中での開幕星に、中道守監督は「生田目が投げられない分、自覚が出てきた。チームにとってはいい。川崎は一番安定感がある」と、投手陣の底上げに手応えをにじませた。川崎も「生田目だけじゃないところを見せたいのがあった」と、胸を張った。

 生田目はブルペン投球は行っており、戦列復帰は早くて23日からの東京国際大戦となる見通し。「初戦を取ってもらえたのでよかった。とりあえず早くリーグ戦で投げられるようにしたい」と、仲間に感謝した。

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