巨人・高木京が涙ながらに謝罪

涙ぐみながら野球賭博について謝罪する高木京(撮影・佐々木彰尚)
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 野球賭博問題に関与していたことが発覚した巨人・高木京介投手が9日、都内で謝罪会見を開いた。野球賭博に関与した選手は、すでに無期失格処分となった福田聡志元投手、松本竜也元投手、笠原将生元投手に続き高木京が4人目だが、本人が公の場で会見するのは初めて。

 神妙な面持ちで報道陣の前に姿を見せた高木京は、立ったまま会見。冒頭、「この度は誠に申し訳ありませんでした。この度、野球賭博に関与してしまい、巨人軍の関係者のみなさん、選手のみなさん、そして小学校から野球をやってきて携わってきた関係者を裏切ってしまい、本当に申し訳ありませんでした」と涙ながらに謝罪した。

 高木京は2014年シーズン、笠原元投手に誘われて野球賭博に手を染めた。昨年、巨人の3選手が野球賭博に関わっていたとして無期失格となったが、高木京は関わっていたことを隠していた。

 「笠原さんの野球賭博をしていた方が家の方にたずねてきて、車の中で『君は大丈夫だから』と言われ、僕は安心してしまいました。野球賭博をして3人が聴取されている間に、笠原さんの野球賭博の相手(B)から頻繁に連絡があり、僕を安心させてくれ、僕はその人がいい人だと思ってしまいました」と語った。

 今春キャンプ中に行われたNPBの講習を受け「Bとの関係を絶ち切ろうと思い、キャンプ中にBに連絡してほしくないと、笠原さんにお願いしました」と、一度は関係を絶とうとした。しかし「それでもBから電話が来たりして、あらためてBがすごい怖い人だと実感しました」と語った。

 今月1日に始まった球団の調査にも関与を否定し続けたが「その後も聴取があり、精神的も参ってしまい、限界になって、奧さんと両親に相談しました。真実を言うことを決心しました」。それでも野球賭博関係者からは「真実は言わなくていい。うそを付き通せ」と言われたという。最終的には「球団に迷惑をこれ以上かけられないと、真実を話しました」と、8日に野球賭博への関与を認めた。最後に「野球賭博をやってしまい、本当に申し訳ありませんでした」と、おえつをもらし、深々と頭を下げた。 一連の問題では8日に高木京の関与が発覚後、球団の渡辺恒雄最高顧問、白石興二郎オーナー、桃井恒和球団会長のトップ3が辞任する事態となった。

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