バーネット、レンジャーズで2年契約

 大リーグ、レンジャーズは15日(日本時間16日)、ヤクルトから自由契約になっていたトニー・バーネット投手(32)と2年プラス3年目オプションで正式契約を結んだと発表した。

 米メディアによると、年俸は16年が150万ドル(約1億8千万円)、17年が175万ドル(約2億2千万円)。3年目の18年は球団が選択権をもつ400万ドル(約4億8千万円)で行使されない場合は25万ドル(3千万円)が支払われることになっており、2年で350万ドル(約4億円)が保証されているという。

 シーズン終了後にポスティングシステムで譲渡金を50万ドル(約6100万円)に設定して大リーグ移籍を目指したバーネットは6球団と交渉。1球団は譲渡金を支払う意思を見せたが、契約年数で折り合わず、30日の交渉期間内に合意できなかった。交渉期限翌日の8日に自由契約となり、レンジャーズなどと交渉を継続していた。

 バーネットは06年ドラフトでダイヤモンドバックス入り。しかし、メジャー・デビューを果たすことなく、10年に来日。ヤクルトでは2年目にリリーフに転向し、12年に33セーブでリーグ最多セーブ。今季は41セーブで2度目のタイトルを手にし、チームのリーグ優勝に大きく貢献した。

 レンジャーズでは抑えのトールソンにつなぐセットアッパーの役割を担うが、米メディアによると、契約の中に完了数に応じて年俸が上昇する“クローザー条項”が盛り込まれているという。

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