明大ドラ1候補・上原が通算13勝目
「東京六大学野球、明大4-1立大」(20日・神宮)
明大の今秋ドラフト1位候補左腕・上原健太投手(4年・広陵)が、今季初登板でリーグ戦通算13勝目を挙げた。最速144キロを計測した直球と鋭い変化球を制球よく投げ込み、7回3安打1失点、6奪三振でまとめた。
フォームが固まらず、オープン戦は「ひどかった。コントロール、ボールの力も全然上がってこなかった」という状況だった。それでも、試合を通じてセットポジションで投球するなど工夫し「一応、先発の役目は果たせたので、それは良かった」と、エースの底力を示した。
本来の力さえ発揮すれば、ドラフトでの1位指名競合もあり得る190センチの大型左腕。「少しずつ状態は上がってきている。不安はあるけど、やるだけやってダメならダメというぐらいの気持ちで思い切ってやっていく」と、復調に自信を見せた。