巨人マイコラスが9回1失点で10勝目

力投する巨人 マイルズ・マイコラス=東京ドーム(撮影・園田高夫)
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 「巨人8-1阪神」(18日、東京ド)

 巨人が完勝。負け越せば自力優勝が消滅するという大事な3連戦の初戦を取った。

 先発のマイコラスが好投。9回1安打1失点(自責点0)の完投で、ハーラートップタイ10勝目を挙げた。巨人の外国人投手が来日1年目で2桁勝利を挙げたのは、1988年のガリクソン(14勝)、96年のガルベス(16勝)に続く、史上3人目。外国人投手の8連勝は球団史上初の快挙となった。

 五回まではパーフェクト投球。六回2死から梅野を三ゴロ失策で出塁させ、この試合初の走者を背負った。さらに鳥谷には四球を与えて一、二塁。続く大和は遊ゴロに打ち取ったが、坂本の悪送球で1点を奪われた。

 それでもリズムは崩れなかった。七回、先頭のゴメスに左前へ運ばれ、唯一の安打を許した。しかし続くマートンを二ゴロ併殺に仕留め、今成も三飛に打ち取って追加点を許さなかった。八、九回は3人ずつで料理し、球数わずか95球で完投勝利を挙げた。

 六回途中まで完全試合を続けたが「まったく頭になかった。1イニング、1イニング、一人、一人をしっかり投げようと思っていた」とマイコラス。球団史上3人目の助っ人1年目2桁勝利には「歴代の外国人で、いい選手がいっぱいいたことは知っているので、それを聞いてちょっと驚いている。2人に並ぶことができてとても光栄」と話した。

 スタンドでは“美人過ぎる妻・ローレン夫人が観戦。インタビュアーから「奥様に一言」と振られると「I LOVE YOU!」と叫んでいた。

 打線は初回1死二塁、坂本の中前適時打で先制。三回には2死満塁から村田が左越えに3点適時二塁打。村田は六回にも1死二、三塁から左前に2点打を放った。

 首位阪神との3連戦、初戦を取って2・5ゲーム差、2位に浮上した巨人。原監督は「ゲーム差が少し離れている中で、きょうは主導権を握って戦った。きょうに関しては全く言うことないですね」と助っ人右腕を称賛した。

 阪神先発のメッセンジャーは四回途中5失点と崩れた。打線も六回に敵失絡みで1点を奪うのがやっとだった。

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