日本ハム大谷がプロ初のサヨナラ打
「日本ハム4-3楽天」(8日、札幌ド)
日本ハムが驚異の粘りを見せ、延長十回、代打・大谷のプロ初サヨナラ安打で劇的勝利。連勝を決めた。
3-3で迎えた延長十回、楽天の5番手・武藤に対して先頭の中島卓が中前打で出塁。田中が右前打、中田が遊撃内野安打で続いて無死満塁とした。
ここで打席には代打・大谷。フルカウントからライト右へプロ初のサヨナラ打を放って勝負を決めた。
日本ハムは2-3と1点を追う九回、楽天の守護神・松井裕に対し、先頭の近藤が右前打で出塁。代走・杉谷の二盗などで2死三塁と攻め、代打・矢野が左前へ同点打。土壇場で追いつき、延長戦へと持ち込んだ。
プロ初のサヨナラ安打を放った大谷の一問一答は次の通り。
-今の気持ちは。
「本当にうれしいです」
-延長十回、大歓声の中どんな気持ちで打席に入ったか。
「控えの野手もいなかったので、何とか決めようと思って打席に行きました」
-手応えは。
「もう抜けてくれと思って一塁に走ってました」
-(先発6回1/3を投げて9安打7失点で2敗目を喫した)火曜日(4日)のソフトバンク戦で悔しい思いをしたと思うが、その悔しさを晴らせたのでは。
「そうですね、打席では全然貢献できてなかったので、何とか今日打って貢献したいなと思って打席に行きました」
-今日はご両親も観戦。
「来たときはあまり活躍できてなかったので、こうやって打てて良かったです」
-何かメッセージは。
(少し照れて)「いや、いつもありがとうございます」
-8月に入って初めての連勝で最初のカード勝ち越し。意気込みを
「ここから優勝するつもりで全員戦っているので、何とかファンの皆さんも一緒に戦っていきましょう」