横浜・渡辺監督の最後の夏終わる…今後は総監督としてサポート

 「高校野球・神奈川大会決勝、東海大相模9-0横浜」(28日、横浜)

 ノーシードの横浜が昨年代表の東海大相模に敗れ、2年ぶりの優勝はならなかった。勇退が決まっていた渡辺元智監督は、甲子園を目前にして最後の夏を終えた。

 四回に守備の乱れもあって3点を先制されると、七回には3ランなどで4失点。八回にも2点を追加された。打線は相手のドラフト1位候補左腕・小笠原に完封を許した。

 この一戦でユニホームを脱ぐことになった渡辺監督は「選手に感謝。そのひと言です」と、すっきりとした表情。打線は投球直前に打席の立つ位置を変えるなど、難敵攻略への執念を見せて7安打を放ち「スコアは別にして、少しは抵抗できたかな。それがまた来年、横浜高校の礎となる」と、ナインをねぎらった。

 渡辺監督は、65年に母校である横浜のコーチに、68年に監督に就任した。甲子園には監督として春夏通算27度出場し、歴代3位タイの51勝を挙げている。半世紀に及ぶ指導者生活の節目を迎え「高校野球は自分の人生そのものでした」と表現した。今後は同校の総監督として、現部長の平田徹新監督をサポート。引き続き指導に当たる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス