ロッテ九回2死走者なしから満塁弾 逆転
「交流戦、阪神3-6ロッテ」(2日、甲子園)
ロッテが土壇場で試合をひっくり返し、白星を奪い取った。
2-3で1点を追う九回だ。虎の守護神・呉昇桓に対し、先頭のハフマンが三飛、代打・岡田が空振り三振に倒れて2死走者なし。しかしここから驚異の粘りを見せた。
続く根元が中前打で出塁。さらに清田が遊撃内野安打で一、二塁とし、鈴木が四球で歩いて2死満塁とした。
ここで打席には3番・角中。フルカウントからの9球目をとらえ、右翼席最前列へと運んだ。起死回生の逆転満塁本塁打。その裏を西野が三者凡退に抑えて、勝利をたぐり寄せた。
角中は「打った本人がびっくりしています。いつもなら前のバッターで何とか1点取ってくれ、と思うんですが、なんか珍しくいける気がしたんで、そのいい気分のまま打席に入りました」と振り返っていた。